カビによる食中毒!症状や潜伏期間に加熱で予防できる?

 

こんにちは、管理人のモルディです。

 

日本には春夏秋冬の四季がありますけど
だいたい夏の頃合いになってきますと

湿度がが高くなってくる関係から
家のお風呂場とか台所

もしくはテーブルの上に
常温保管しておいた食パンなどに
カビとか生えやすくなってきます。

 

そして食品に生えていたカビに気づかずに
その食品を食べてしまうというケースも
極稀にあるようですね。

そういった場合カビによる食中毒とか
出てきたりするんでしょうか?


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症状や潜伏期間、加熱で予防とか出来るのか?

そのあたり見ていきたいと思います。

 

では早速いってみましょー。

 

カビによる食中毒!症状や潜伏期間に加熱で予防できる?

カビ、カビ毒による症状について

さて、私たちが暮らしている
家の中ですけど

目に見えないものの基本様々なカビ菌の胞子が
飛んでいるので

 

テーブルの上とかにパンとか
ごはんなど食品そのままおいていたりすると

結構すぐにカビが生えてきたりします。

 

もしくはダンボール一杯のみかんとか。。
1個青カビ生えてきたら連鎖的に
ダメになってしまいますね;;;

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まあ目に見えてカビが確認できる場合は
そのまま捨ててしまえば問題ないわけですが

稀に気づかないでカビの生えた食品を
そのまま食べてしまう事も・・

 

しかし基本、カビの生えた食品を
食べたとしても食中毒を引き起こす事は
ないといいます。

 

これは食中毒を引き起こすウィルスと
カビ菌とは全く別系統の菌だから
なんだそうですね。

まあ青カビふさふさ状態の食パンとか
口にした場合はまた話が変わってくると
思いますけど。。


あとカビ菌の中にはカビ毒を持つものもあり

カビ毒とは農作物などの収穫から
貯蔵までの段階で

一定のカビ毒の増殖条件を満たした場合に
産生される化学物質の事を指します。

 

だいたいの特徴としては以下の通りです。

・農産物の栽培から貯蔵、そして
輸送中に生えたカビから産生

・一度産生してしまうと
カビがなくなってもそのまま
残り続ける

・熱に強いので、加熱しても平気

そして代表的なカビ毒として
挙げられるのが以下の5つです。

 

「アフラトキシン」

主な症状・・・肝臓障害、発ガン性

検出されやすい食品

ピーナツ、トウモロコシ、ピスタチオ、香辛料


「オクラトキシン」

主な症状・・・腎臓障害、肝臓がん

検出されやすい食品

麦類、トウモロコシ類


「フザリウム系カビ毒(デオキシニバレノール)」

主な症状・・・悪心、嘔吐感、下痢、消化管障害

検出されやすい食品

麦類、穀類、コーヒー豆やレーズンなど


「フモニシン」

主な症状・・・肝臓がん

検出されやすい食品

トウモロコシ


「パツリン」

主な症状・・・消化管の充血、出血、潰瘍、脳

検出されやすい食品

リンゴに汚染例あり


どのカビ毒も重い病気に発展する
可能性のあるカビ毒であり

長く摂取してしまうとそれだけ
発症率が高まります。

 

特にアフラトキシンのカビ毒は
カビ毒の中でもかなり猛毒であり

1960年にイギリス地方で春から夏にかけて
10万羽以上の七面鳥が次々亡くなったり

 

1974年にはインドで肝炎で106名が
亡くなったりといった報告例もあるので

やはりカビが生えた食品は
極力食べないようにしたいところ。

 

カビによる食中毒、潜伏期間はどのくらい?

さて、カビによる食中毒の場合ですけど
上記でちょっと書いた通り

長期に渡ってカビの生えた食品を
継続して食べたりしない限りは
まず引き起こされるものではないといいます。

胃液の酸によってカビ菌は無効化されるので。

 

とはいえ、個人個人の
免疫耐性や体調、生活環境によっては

上記にあげた症状が
出てくる事も稀にあるといいます。

 

そのためカビ菌による食中毒は
明確な潜伏期間などは分からないのが
現状のようです。


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カビによる食中毒、加熱で予防はできるの?

通常のカビ菌は熱にかなり弱いので
加熱処理することで無効化に
することが可能です。

 

しかし、カビが産生するカビ毒は
さっき書いたとおり「熱に強い」という
特性を持っています。

 

なので、食品そのものが既に
カビ毒に汚染されている場合は
そのまま捨ててしまった方がいいですね。

 

もしくはカビ毒に汚染された穀類を飼料として
それを家畜がエサにして食べた場合

その家畜にもカビ毒が蓄積されるので
そこから摂取してしまうという
ケースもあるようです。

 

ではカビ毒を予防する上で
大切な事はなんでしょうか。

 

輸入食品には注意を

世界各国でカビ毒の規制は
行われているといいますが

カビ毒に汚染された食品が
輸入されてくるケースも0ではないといいます。

 

最近のケースですと
平成27年4月~9月の検査では

カビ毒のアフラトキシンの検出例が
以下の件数あったといいますね。

 

・アーモンド、チリペッパー・・34件

・くり、トウモロコシ、ピスタチオ・・・4件

 

人間ですから時として
食品の検査をすり抜けてこういったミスも
起こっているといいますので

輸入食品に対しての不安感は
どうしても拭えない部分ありますよね。

 

基本的な事を徹底する

ひとまずカビ毒の予防として考えられるなら

 

・食品は高温多湿な場所に放置しない

 

・長期保存するなら冷凍庫に

 

・輸入食品は信頼できるメーカーのみにする
 もしくは国内産のみにする

 

・妙な臭い、味がしたら即刻捨てる

 

・農産物系は国内産のみに限定する

 

カビ毒の原因となるカビ菌は
熱帯や亜熱帯地域に生息しているので
日本の気候には適していないそうです。

なので、国産の農産物にカビ毒が
汚染する事はまずないとされています。

 

まあ高いんですけどね、国内産って(苦笑

 

カビの生えた箇所を削って食べれる・・・?

よくカビの生えた食品については
カビの生えている箇所を切り取ってしまえば
平気といった意見も見られますけど

カビ菌の場合食品の数cm下の方まで
菌糸を伸ばしている場合もあり

どこからどこまでカビ菌に
汚染されているのか実際わかりません。

 

加熱した場合も目に見えないだけで
カビ毒が産生されていたら

熱に強いカビ毒は生き残るので
それだけ体内にカビ毒が蓄積していきます。

 

なのでカビが生えている食品については
基本食べずに捨ててしまうのが
正解かと思います。

 

今回のまとめ

はい、今回はカビによる食中毒で
それぞれのカビ毒による症状や潜伏期間
加熱で予防できるのか?

ついでに予防対策の部分について
見ていきました。

 

普通に生活している分には
そんなに気にしないカビ毒ですけど

万が一カビの生えた食品を目にしたら
即刻捨ててしまいましょう。


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あとは輸入食品でナッツ類とか選ぶのは
ちょっと控えたいところですかね。

ではでは、カビによる食中毒については
以上になります。また次回に~。

 


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